Step06 我がプロトタイプをつくる

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プロトタイプをつくる

ここでは人生の検証をおこないます。

実体験をして、未来を想像しよう

人生とは、因果関係をふくんだ思考が成立しない、やっかいなものだ。… デザイン思考での「プロトタイピング」とは、未来への理想形をさぐることではあるが、〝ライフデザイン〟におけるプロトタイピングとは、疑問を的確に提示し、隠れた偏見、思い込みをを排除した上で、実体験をすることで試す道への決断と勢いを生みだす工程といえる。ポイントは、疑問に対し、一定のデータを収集することだ。そのことで、人生のさまざまな事象の選択肢を視覚化して未来を想像することができる。また、このことで仲間とのコミュニティを築くことにも役立つこととなる。そして、プロトタイプをつくることによって、すばやく次の段階へ進むことができ、深入りせずに試行錯誤して確実性を高めていくことができます。プロトタイピングには物理的な実体験こそ不可欠で、おこなうことで必要なデータを手に入れることができる最高のツールといえます。

[要約]プロトタイプをつくる目的

  • 的確な疑問を掲げ
  • 実体験をする
  • 自分自身の思い込みをあばく
  • 早めに失敗し、失敗を前進の糧にする
  • より確かな未来に近づける
  • 自身や他者との共感を築くことに役立つ

…つくらないと時には大きな代償を伴う

いや、大きな代償どころではない。無意な時間を費やし、信用と信頼をなくし確実なステップをもなくしてしますのだ。よって自信はおろか、人間としての成長も期待できなくなってしまいます。

彼女は経営者としては不向きであることを苦労の末に思い知らされた。スタッフを雇うこと、在庫管理、発注業務、メンテナンス…。少しも楽しくない。彼女は行き詰まり、結局は店を売却し、別の道に進んだが、行き着くまでは茨の道だった…という話。

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