ブレインストーミング
集団発想で、どどんと大胆な発想を
いまや、アメリカ大手企業は多大な急成長を遂げ、時価総額で比類なき発展をみせています。1ここに「創造性」を顕著にみることができます。この人工知能(AI)にとって代わられるような時代だからこそ、いま渇望される「アイデアを考える能力」。 これこそが人間にしかできない、創造するというの創出能力。まず、始めるにあたって「冒険プラン」を見直し、疑問点を洗い出してみましょう。
「ブレインストーミング」アレックス・オズボーンが1953年著書『独創力を伸ばせ』で提唱したアイデアを生み出す手法。通常は4〜6人集まり、テーマとなる疑問、問題を選び、問題の解決となるアイデアを量をたくさん出していく。その目的は、プロトタイプ化して実世界で試せるアイデアを出すことにある。
※アイデア量産のためのとても有効なアプローチ
進行役のもとテーマを決め、人数が集まったら次の手順で進めましょう。
❶疑問を掲げる
[ガイドライン]•疑問を自由に回答できるように。・疑問に答えを求めない
❷ウォームアップ
リラックスした状態へ。
❸ブレインストーミング開始(※進行役要する)
・静かで心地よい部屋を用意
・参加者にペンと紙を配布
・的確な疑問の提示、フォロー
・ウォームアップ
・発言の記録
・ルールの管理
※前提:型どおりの思考の枠(檻)から抜け出す。
[ブレインストーミング・4つのルール]
①質より量を重視する
②良し悪しの判断を先送りしアイデアを飲み込まない。ひとは愚か者と判断されたくない
③ほかの人々のアイデアを発展させる
ジャズセッションのように
④大胆アイデアを歓迎する
※大胆なアイデアには貴重な種を含んでいるものだ。
❹結果、名前をつけ、分析する
①アイデア数を数え、
②カテゴリー別に分類し、
③投票μ→プロトタイプ体験へ突き進むパワーと価値創出
◉チームがない場合はマインドマッピングを試そう
「発想」の差が〝企業の時価総額〟の差となって結実

米テック大手の時価総額(QUICK・ファクトセット / 日本経済新聞 電子版 2024/06/06)
参考書籍[すごいブレスト]著者:石井力重 / 発行:フォレスト出版

アイデアの量産から実現化までを一気通貫で解説
グーグル、マイクロソフト、NTTドコモ、富士通、KDDIをはじめ600件以上の企業や教育機関で、のべ2万人以上のビジネスパーソンや学生に対してアイデア創出やブレストの研修を実施してきた著者が、誰でもどんな組織でもすぐに取り組める「ブレストの方法」と「アイデア創出のコツ」が掲載されています。