やり抜く力をつけるには
結論〝絶望の免疫〟が〝絶対の到達点〟にみちびく
「やり抜く力」とは、たとえ最悪の状況下で、もがき苦しんでいても、強い覚悟をもって戦い抜き、迷わずリスクをとり、目標に向かって一直線に進み、難局を乗り越え、最後までやり遂げる情熱と忍耐を〝行動〟でもって発揮した、その成果。
『IQよりも「やり抜く力」の方が成功に直結しやすいことを実証』
「やり抜く力(グリット)」「セルフコントロール」研究
ポジティブ心理学者アンジェラ・ダックワース
「失敗は成長の素」記録をつける
〝失敗は成功のもと〟と幼い頃から聞いてはいた〝ことわざ〟。このせっかくの失敗の経験は次に勝てる要素ととらえ、分析することで無駄なく、成功へと結びつけられるでしょう。

『失敗は成功の素』記録簿
成功への覚醒へのヒントを見出す。「失敗集」記録は、成長への習慣つくり
〝能力は変更可能〟自身の〝達成力〟を信じ切ろう
「能力とは経験、努力を重ねることによって、高めることができる」と人の知能に関して研究から正しさは証明されています。1
〝三日坊主〟が逆転劇を演じられたなら、世の中が変わる!
「ペン習字」の通信講座、英語の検定1級試験、TOEIC試験、…等々、母親にせがんで教材を取り寄せて学習しはじめ、3日と続くことがなかった。…が、中学3年になり県内の新聞社主催の定期学力試験が最後にせまってきた、ある日ふとひらめいた。いままで学年でせいぜい60番代が精一杯だったと思う。…「この自分が、このテキストをすべて学習できたとしたら…、テストの結果はどうなるだろうか。最後だ、みんなをアッと驚かせることができたなら、さぞ面白いことになるかもしれない!」という案を実行してやろうと決意した。体調を整え、机に正座して何度も冷静にテキストをすべて覚えることができた。さて、結果の出る日が待ち遠しかった、、。校舎の廊下に「結果」が貼り出された。…、結果は学年生315名中、13番!という結果でした!…驚嘆の目でみんなから見られ、嬉しい、その記憶がいまでもよみがえります。この「世の中をびっくりさせてやろう」というような、こころ持ちが今のわたしをささえているのだろうとおもいます。
「若き日の熱い思いのまま、生涯を歩む人は幸福だ」
この突然のひらめき、とイタズラ心で学んだことは、(ひとつのテストも)粘り強く取り組めば「理解」できるということだ。…そして、いま気づくことは、〝一流の人は「当たり前のこと」ばかりしている〟ということだ。そして、ある「哲学」のもと「情熱」「ねばり強さ」でもってひとつのことに専念すれば達成はできるということだ。ある日の新聞に目が留まった〝… 若き日の鳥山明氏である。… 鳥山氏は諦めなかった。… 「漫画は芸術ではなく娯楽と見なされる時代だったが、彼には信念があった」2日本漫画を、世界に冠たる文化へと押し上げた鳥山氏。今月、訃報が伝えられると、国境や世代を超え、数多くの惜別の声が寄せられた。そのこと自体が、アニメ界に計り知れない功績を残したことを物語る。…鳥山氏の作品が今なお多くの人を魅了してやまないのは、氏が漫画への一途な情熱に生き抜いたからだろう。3〟
《人生は結果ではなくプロセス》と認識することだ
哲学者ジェームズ・カースは
『有限ゲームと無限ゲーム』著書のなかで
私たち人生でおこなう殆どは、有限ゲーム(勝利するためルールに従ってプレイするゲーム)無限ゲーム(永遠にプレイし続けるためにルールをいじっていくゲーム)のどちらかに分類されると主張している。
〝誰もがつねに有限ゲームと無限ゲームの両方をプレイしている〟
ライフデザインも無限ゲームなのだ。無限ゲームに敗者はいない。
あなたの素晴らしさを世界に伝える方法をデザインするという「無限ゲーム」をつねにプレイしていると覚えておけば、絶対に失敗し得ないのだ。
〈ある〉と〈する〉
人生とは永久に〝答え〟の出ない厄介な問題なので、人間はひたすら前進の道を築き、より良く生きることに専念するしかない。
『正しい心構えさえもっていれば、人生のすべての章は、うっとりするほど輝かしい章であれ、がっかりするような苦しい章であれ、この成長サイクルをぐるぐると回り続ける』
『LIFE DESIGN スタンフォード式 最高の人生設計』(ビル・バーネット&ディヴ・エヴァンス著 / 早川書房)