Step04 アイデアを盛りだくさん出す

目次

行き詰まりから脱出する

アイデアはたくさん出すことができる

理想の人生は何通りもあるはずで、その一つひとつに至る道が山ほどあるとすれば、無数のアイデアが考えられるはず。そういうアイデアを生み出すための道具を紹介したい。

ライフデザインでは「量」について、おもしろい性質がある。…多ければ多いほど良いという性質だ。

モノのデザインにおいて、思考の幅を広げればアイデア創造のスキルがアップする。アイデアを出せば出すほど、エネルギーを高めるものが見つかる可能性は増します。

心から愛せるものが生み出しやすくなる。多ければ新たな発見にもたやすく、見つかるというものです。… それはヒトとの出会いに関しても、いっしょですね。方向が見え、目的と手段、方法が事前にインプットされていれば、一瞬で〝出会い〟も実現できるものです。

デザイナーが大胆なアイデアを次々と出せるのは「良し悪しの判断」が創造力の最大の敵と知っているからです。

ライフデザイナーとして、次のふたつの信条は守ってほしいところです。

①優れたアイデアが多ければ多いほど、より良いアイデアを選べる

②どんな問題であれ、絶対に最初に思いついた解決策を選ばない。(最初の案に固執すると失敗します。)

たくさんアイデアが湧く、マインドマップ

✳︎未来のさまざまな可能性を探るためには、たくさんのアイデアが必要

アイデア創造ツール「マインドマッピング」

・ひとりきりで、行き詰りを抜け出すには打ってつけのツール

『マインドマップ』— 脳の無限の可能性を引き出す技術

〝マインドマップとは、脳と学習の世界的な権威であるトニー・ブザン氏が考案した思考技術。マインドマップを使って勉強すれば、「記憶力」「理解力」「集中力」「創造的思考力」「問題解決力」など、さまざまな能力を高めることができます。〟

『ザ・マインドマップ』(著:トニー・ブザン / バリー・ブザン)

三つのステップ

①テーマを選ぶ

②マインドマップを描く

③いくつかの単語をピックアップ、混ぜ合わせ、コンセプトを導き出す。

[マインドマップ]

[マインドマップ]

タイムリミット設けるのがコツ

❶(テーマ)=良い体験がベースとなるか

❷最初のアイデアと関連の概念を書き出す(5、6個)

浮かんだ順番に

❸2巡目の言葉一つひとつに対し同じプロセス

❹最低でも三巡。四巡くらいは。

目に飛び込んできたものを外側近くから選ぶ。

→コンセプトつくる

マインドマップ 重要な点:

自分の言葉を検閲しないこと。

(斬新なアイデア生まれにくくなる。よって素早く作業進める)

dスクール創設者、ディビッド•ケリーは「実行可能な名案へ辿り着くためには、大胆なアイデアを経由しなければならないことが多い」と述べる。

【人生の可能性が広がる「グッドタイム日誌」活用法】1

◉目的はアイデア創造すること

次の演習で、この日誌を活用し3種類のマインドマップを描こう。

(最低3、4巡、いちばん外側に十数個の項目ができあがるまで)

A.マインドマップ①〜熱中

 いちばん興味をもった分野、心から熱中した活動→マップ中心に

B.マインドマップ②〜エネルギー

 エネルギーが湧いてきた活動(「仕事をうまく回す」とか)

C.マインドマップ③

 フロー状態に達した体験をひとつピックアップ→マップ中心に

❶マップ一番外側、目の惹かれた項目3つピックアップ

❷その3つを組み合わせ、楽しくおもしろい他人の役に立つ仕事を記述する。

❸自分の役割に名前をつけ、簡単絵スケッチ

❹各マインドマップにつき1回ずつ計3回おこなう。

目的は「アイデアを創造すること」でした。

意外な仕事へと結び付けられたならば、「問題解決」から「デザイン思考」へと視点が切り替えられたことになる。

  1. 『スタンフォード式 人生デザイン講座』(P.149)第4章 ↩︎

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