裸の自分を見よ
「ピュア(PURE)」な心持ちが、〝しあわせをつくる〟…まさしく、白いキャンバスに向かい筆を添える一瞬に近い。爽やかな微風とともに前進を開始しよう。
わたしたちは実にさまざまなものを持っている。いや、たくさんのものを持っていると思い込んでいる。それらが本当に自分のものだと思っているから、それらのものと自分との境目さえはっきりしなくなっているくらいだ。
だから一度、それらすべて盗られてしまったと想像してみたまえ。
お金、家や土地、身寄りと友人たち、肩書き、仕事、名誉、若さ、健康、すべてが奪い去られたと。
すると、残るのは何だろう。誰も奪い去ることのできない、この自分に固有のものだ。感性、能力、意欲、望み、まだまだたくさんある。
どうだろう、何もなくなったというのに、かえって豊かになったような気がしないだろうか。
それこそが、自分がこれから耕していくべき肥沃な土壌なのだ。
『超訳 ニーチェの言葉Ⅱ』(フリードリヒ・ニーチェ / 白取春彦 編訳)
自身を信じきり、上手に選択する
〝しあわせをつくる〟コツは上手に選択する術を学ぶことにある。… 「自分の選択に対する考え方が誤っていると、それまでの努力がムダになってしまうこともあるから。」 ただし、保証はない。〝あなたの下した選択に従ってあなた自身がどう生きるかによって決まるからなのだ〟(『人生デザイン講座』)
ライフデザインの選択プロセスは、しあわせに生きるために欠かせない。…多くのひとびとが、いちばん大事な気づきを通過してしまい、自分の選択に満足しない選択モデルを用いてしまっているのだ。
しあわせを「呼びこむ」選択プロセス
❶選択肢を集め、生み出す
❷有力候補へ絞り込む
❸選ぶ
❹自分の選択に悩む
ステップ❶
〝裸の自分〟に立ち返り、…•仕事観と人生観の確認・「マインドマップ」を描き直す・「冒険プラン」を立てる・「ライフデザイン インタビュー」〝実体験〟での確認
ステップ❷
選択肢が少なすぎる場合は、ステップ①をやり直す。選択肢は3〜5個くらいに絞りたい。
ステップ❸
判断力を総動員して〝選ぶ〟… キーポイントは、ふたつ以上の「知る」手段を用いて、賢明な判断を下すこと。例として認知的な「知」、社会的な「知」、肉体的な「知」…(『人生デザイン講座』第9章を参照)
ステップ❹
決して〝悩まず〟迷いを断ち切り、前へ進む。まずはひとつの選択肢を選んで行動 が大事。
「迷いを断ち切る」行為は、とても苦しく難しい。が〝悩みにどれほど挑戦できるか、を楽しみにできるような境地〟にいたれば勝ちとも言える。
断ち切れるポイントは、前に進み、別のなにかをつかむところにある。
