STEP4:行き詰まりから脱出する
アイデアはたくさん出すことができる
理想の人生は何通りもあるはずで、その一つひとつに至る道が山ほどあるとすれば、無数のアイデアが考えられるはず。そういうアイデアを生み出すための道具を紹介したい。
ライフデザインでは「量」について、おもしろい性質がある。…多ければ多いほど良いという性質だ。
思考の幅を広げればアイデア創造のスキルがアップする。アイデアを出せば出すほど、エネルギーを高めるものが見つかる可能性は増す!心から愛せるものが生み出しやすくなる。多ければ新たな発見にもつながるというものだ。
デザイナーが大胆なアイデアを次々と出せるのは「良し悪しの判断」が創造力の最大の敵と知っている。
ライフデザイナーとして、次のふたつの信条を守ってほしい
①優れたアイデアが多ければ多いほど、より良いアイデアを選べる
②どんな問題であれ、絶対に最初に思いついた解決策を選ばない。
どどんとアイデアが湧くマインドマップ
✳︎未来のさまざまな可能性を探るためには、たくさんのアイデアが必要
アイデア創造ツール「マインドマッピング」
・ひとりきりで、行き詰りを抜け出すには打ってつけのツール
三つのステップ
①テーマを選ぶ
②マインドマップを描く
③いくつかの単語をピックアップ、混ぜ合わせ、コンセプトを導き出す。
[マインドマップ]
[マインドマップ]
タイムリミット設けるのがコツ
❶(テーマ)=良い体験がベースとなるか
❷最初のアイデアと関連の概念を書き出す(5、6個)
浮かんだ順番に
❸2巡目の言葉一つひとつに対し同じプロセス
❹最低でも三巡。四巡くらいは。
目に飛び込んできたものを外側近くから選ぶ。
→コンセプトつくる
マインドマップ 重要な点:
自分の言葉を検閲しないこと。
(斬新なアイデア生まれにくくなる。よって素早く作業進める)
dスクール創設者、ディビッド•ケリーは「実行可能な名案へ辿り着くためには、大胆なアイデアを経由しなければならないことが多い」と述べる。
ex.問題には様々なレベルがある。
「イカリ問題」その場に居座って退いてくれない問題
[ヒント]
理想のライフデザインを実践しようなら、自分がイカリ問題でいき詰まっているかどうかに気づくことが大事だ。
•この身動きとれない状況から抜け出すには?
唯一の方法は解決策を見直し、少しプロトタイプを作ってみる。
※イカリ問題の本質=根底にある恐怖。どうすれば前に進めるか、小さなプロトタイプをつくりテスト繰り返し、失敗のリスクと恐怖を和らげるのが一案。
デザイン思考の原則のひとつに「早めに失敗し、失敗を前進の糧にせよ」というものがある。
可能性を探り“変化のプロトタイプ(ミニチュア版)”を試してみよう。
イカリ問題=対処可能。…別の視点から捉え直し、新アイデア、プロトタイプをつくって試し、問題をひとつずつ細かく対応していけばよい。
重力問題=自身では変えられない状況。解決策はない。自然の法則には逆らえない。受け入れて発想をかえることだ。
※さあ、たくさんアイデアを生み出し、ライフデザイナーになろう。
人生の可能性が広がる「グッドタイム日誌」活用法
目的=アイデア創造すること
次の演習で、この日誌を活用し3種類のマインドマップを描こう。
(最低3、4巡、いちばん外側に十数個の項目ができあがるまで)
A.マインドマップ①〜熱中
いちばん興味をもった分野、心から熱中した活動→マップ中心に
B.マインドマップ②〜エネルギー
エネルギーが湧いてきた活動(「仕事をうまく回す」とか)
C.マインドマップ③
フロー状態に達した体験をひとつピックアップ→マップ中心に
❶マップ一番外側、目の惹かれた項目3つピックアップ
❷その3つを組み合わせ、楽しくおもしろい他人の役に立つ仕事を記述する。
❸自分の役割に名前をつけ、簡単絵スケッチ
❹各マインドマップにつき1回ずつ計3回おこなう。
目的は「アイデアを創造すること」でした。
意外な仕事へと結び付けられたならば、「問題解決」から「デザイン思考」へと視点が切り替えられたことになる。