5.人生プラン

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自己を超えた目標を持て

 きみは、きみの目標をどこに置こうとしているのか。

 誰かの目標を真似ているのか。あるいは、少しだけ頑張ればすぐに手が届きそうな場所を目標としているのか。もしくは、ファンタジーに満ちた目標を思い描いているのか。

 どういう目標であろうとも、きみの目標は、きみ自身を超え出たところに置かなければならない。しかも、過去の人間たちと連なる道の遥かなる果てに。

(ニーチェ『生成の無垢』「ツァラトゥストラによせて」)

『超訳 ニーチェの言葉Ⅱ』(フリードリヒ・ニーチェ / 白取春彦 編訳)『生成の無垢』(原佑 / 吉沢伝三郎 訳

いま、どんなライフステージにいるとしても、今後少なくとも5年間の人生を〝三案〟想像し、描き出すことはできますよね。… いちばん身近な提案です。

前述の著書(『スタンフォード式人生デザイン講座』ビル・バーネット&デイヴ・エヴァンス著)では『冒険プラン』と呼んで紹介されています。

〝だまされたと思って、三通りの「冒険プラン」を立ててみてほしい。すでに人生の唯一のプランができあがっていて、答えがみんなわかっていると思い込んでいるひとにこそ、この演習が最大の効果を発揮することもあるからだ。(なぜなら)複数のプロトタイプを並行して考えることのメリットは、スタンフォード大学教育大学院の研究ですでに、実証されている〟からだ。…〝ひとつのアイデアから出発したグループは、同じアイデアを磨いていくばかりで、画期的なアイデアは生まれなかった〟

〝『冒険プラン』とは、人生のさまざまな「可能性」を描くスケッチだ〟

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