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しごと仲間をつくる
わたしたちは他者との関係、コラボレーションのなかで人生をデザインする。〝わたし〟より「わたしたち」は強いちからとなるからだ。
人生は他のひとびとと、共同でデザインし、生きていくもの。
一歩、そしてまた、一歩と〝次の道〟を探しながら、成長への道を共に築いていく。
デザインするアイデアや機会は、誰かが提案したり持ってきてくれるのではなく、この人生で関与するコミュニティのひとびとと共につくるものだ。
この〝共創〟は、デザインには欠かせない視点であり、デザイン思考が効果を発揮する大きな理由でもある。あなたのライフデザインはあなた自身のなかではなく、世界のなかにある。
相互理解は人を洗練する
時代が進むにつれ、民族的なもの、その民族の昔から継承してきたもの、たとえば、民族衣装、習俗な慣習、決まり事の考え方、方言、文芸様式などが加速度的に薄れていくようになる。
しかし、そのことは慨嘆すべきことではないだろう。というのも、人が国という柵を越えて遠くの人々との相互理解に達するための道、ある意味、高度な人間になるための道を歩んでいることだからだ。
『超訳 ニーチェの言葉Ⅱ』（フリードリヒ・ニーチェ / 白取春彦 編訳）