6.プロトタイプ

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気分を上げてから事をなせ

 ささいなことでいい。何か一つのきっかけでも掴んで自分を幸せにせよ。できる限り、機嫌よく在れ。気分上々にせよ。

 そうして、自分が本当にしたいことをなすがよい。(ニーチェ『生成の無垢』「道徳哲学」

『超訳 ニーチェの言葉Ⅱ』(フリードリヒ・ニーチェ / 白取春彦 編訳)『生成の無垢』(原佑 / 吉沢伝三郎 訳

「自分は将来、どうありたいか」と理想の姿をイメージし、そこからの逆算で「いま何をすべきなのか」を考えれば、いちばん実現性は高まるはずです。そのうえで自分に欠けている性質、体験、そしてスキルを習得し、改善し、体得できればよいとおもいますね。

良いプロトタイプには物語性がある

〝ひとをその物語に巻き込むことができれば、擬似体験(プロトタイプ)はさらに説得力を増す〟事前に擬似体験(プロトタイピング)をし、確信がもてれば、自信となり成功の確率は高まるでしょう。良い擬似体験は、ストーリーを生み感動が広がります。

実験すれば、イノベーションの活動に勢いをつけることができる。実験は、その言葉とおり、失敗率も当然高い。しかし、「失敗は許されない」という従来の考え方を見直し、一連の小さな実験を始めれば、長期的な成功率はむしろ増すのだ。〟(『クリエイティブ・マインドセット』トム・ケリー&デイヴィッド・ケリー著)

世の中は「10回本気でやれば、誰でも1回成功するようにできている」という法則。

…「10回本気でチャレンジ」して成功していない人を見たことがない(北の達人・代表の木下社長の言葉)。能力が高かろうが低かろうが、全ての人が「本気で10回やれば9回失敗、1回成功」の比率になっているという。「真剣」の二字で臨めば、智慧の眼が開く、ということなのだろう。

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