7.仕合わせ事

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実現に責任を持て

 実現こそ、きみが持っている精一杯の力でなすべきものではないか。

(ニーチェ『曙光』)

『超訳 ニーチェの言葉Ⅱ』(フリードリヒ・ニーチェ / 白取春彦 編訳)

エリートでも就活に全滅する」〝 スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツは、履歴書を書いたことも、就職説明会に行ったこともない。… ライフデザインの辞書に完璧という言葉はないし、アメリカの求職者が職探しに用いる標準的なモデルも間違いなく完璧とは程遠い。(『スタンフォード式人生デザイン講座』)

デザイン思考を就活に活かす方法

隠れた求人市場に忍び込む手段、デザイン思考『ライフデザイン・インタビュー』を実践する方法。… 自分が心から会いたいと思うひとびとに「インタビュー」を重ねた結果、素晴らしい仕事のオファーをいただくことができた話(『スタンフォード式人生デザイン講座』)。

このデザイン思考に基づく「ライフデザイン・インタビュー」の目的は、特定の仕事や役職について学び、将来的に自分でその仕事を試してみたいかどうかを知ることだ(プロトタイピング)。なので、このインタビュー中は仕事を求めたりせず、話を聞くことに専念する。…(この時点、話を聞かせてくれる人々は〝人助けモード〟)… 会話を相手の話から仕事の話へ、切り替える質問をひとつだけしてみたらどうだろう「御社の話を聞き、興味がわいてきました。私のような人間がこのような素晴らしい組織に入ろうとしたら、どのようなステップが必要なのでしょうか」。という質問。…相手は、あなたを評価モードに切り替えはじめるでしょう。すでに関係を築き、一定の信頼を勝ち取った相手にこの質問をすることで、協力的な回答が期待できるでしょう。

「プロトタイプ体験」を実践すれば、未来の自分自身の〝一コマ〟に触れることができ、情報と知識をも学びとり、擬似体験できる成功へのステップとして外せない。

自分の仕事こそ最高と信じよ

 一つの仕事、一つの職業に邁進するためには、これこそ他のどんな職業よりも魅力的で重要なものであると信じること、あるいはそう感じることが必要だ。そこに一点の曇りでもあれば、その雲はだんだんと黒ずみ広がっていく。(ニーチェ『人間的、あまりに人間的』)

『超訳 ニーチェの言葉Ⅱ』(フリードリヒ・ニーチェ / 白取春彦 編訳)

人々は働くことに、これまで以上に意味を見出そうとしている現実があります。淡々とこなす定例の仕事よりも、自分の頭で考え、行動して意義を見出す仕事に魅力を感じ始めていますね。

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